家族信託について

 全国相続協会名古屋支部で、緊急DVDセミナーが行われたので参加しました。

 テーマは家族信託に関するもので、信託法の成り立ちや現況、遺言書、民法、後見制度との兼ね合い、講師は司法書士の先生でしたが、税理士との関わり、相談者との面会の準備、聞くべきポイントなどについて、大きなボリュームの内容でしたが、まとめられていました。

 家族信託自体は、自分の相続財産を、どうしていきたいのか、本人の意思をより尊重する仕組みだと思いました。

 円満な実務の執行には、土地、建物の信託登記の為、司法書士の役割が大きく、相続財産が多いと、税務の相談で、税理士も必須です。

 一旦、信託契約を結んでも、依頼者の状況の変化などに対応していく必要もあるので、継続的なフォローと、それができる士業の側の体制の準備、報酬額の設定も必要と感じました。

 内容としてはとても難しく、依頼者に提案するには、より理解を深める必要を感じました。