相続手続きについて

 相続は、被相続人が亡くなることにより、はじまります。

 ご家族がいれば、葬儀、火葬が行われ、役所には死亡届をだします。

 昔であれば、今の時期に亡くなれば、年賀状は辞退する為、喪中のハガキを用意して、故人の死を悼んでいました。現代は、相続の開始とともに、相続税の申告までを一連の流れと捉えて、早めに相続手続きを考えられる方も多いようです。

 まずはじめに、遺言書や死因贈与の契約書などがないか確認しなければなりません。事前に聞いている人がいればいいのですが、いなければ自宅の身の回り、法務局、公証役場と可能性のある所をあたります。

 つぎに、相続人の確認も必要です。配偶者とこどものように、わかりやすければ、地元の役所で全てとれる場合もありますが、こどもが結婚や仕事の都合で遠方に居たり、被相続人が高齢で、兄弟姉妹が相続人になるケースですと、相続人の確認の為に、戸籍収集に一定の時間を要する場合もあります。